ベナンでの協力隊生活


by ikes12
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職場は・・・

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 さて,仕事の方ですが,私はDDEPS(Direction Departementale des Enseignements Primaire et Secondaire)=初等中等教育省県支部というところで働いています。日本でいうなら,県の教育委員会といったところです。職場の人はとても温かく迎えてくれ,少しほっとしました。ここに勤めている人たちは,やはりベナンの中ではかなりのエリートという感じです。仕事の内容はまだ始まったばかりなのでよく分かりませんが(言葉も不十分なので),中学校の授業の視察に行ってアドバイスをするというものになりそうです。ただ,今は夏休み中なので学校の視察には行けません。ちなみに夏休みは7~9月までの約3か月間あるそうです。仕事の内容については追々知らせていきます。

 こちらの勤務時間は8:00~12:30,15:00~18:30となっています。お昼休みがかなり長いのに驚きです。今は涼しいのですが,乾期(1~3月)はかなり暑いので昼は働けないようです。お昼は家に帰って食事をし,昼寝をしてから仕事に行くのが一般的です。

 時間についてはかなりいい加減,遅刻も当たり前で遅刻をしても誰も何も言いません。いつもシェフ(日本でいうと課長,料理人ではありません)も遅刻で,この前は1時間以上も遅刻してきました。そのシェフは県支部の中等教育課の中で一番偉い人で,自分はその人と同じ部屋に机があるのでシェフが来ないと部屋に入れず,外で1時間以上も待っていました。

 また,どの職場でもラジオやテレビをつけたままにしており,絶えず音楽が流れているという状態です。これは国民性というかとにかくベナンの人たちは音楽とダンスが大好きです。ちなみにテレビ番組はほとんどが音楽とダンス。その他はニュースとドラマが少しといった感じです。
 
 今は職場に行って,ベナンの教育システムについて勉強しています。フランスの影響がかなり強く,システム自体はフランスとほとんど同じようです。(フランスの教育システムもあまり知りませんが)ただ,システムは確立されていても,就学率の低さ,教員の量的・質的不足など教育を取り巻く問題はベナンにとって大きなものです。ベナンの現状を見て,戦後の日本がこれだけ急速に発展したのは,教育の力が大きいのだと再認識しました。
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by ikes12 | 2006-08-31 21:46

ポルトノボに移りました

b0071421_21332419.jpg 8月11日(金)に職場のあるポルトノボに移りました。ポルトノボは首都でありながら,コトヌーのような華やかさはなく,生活するには適度な町という感じです。住む家はベナンにしてはかなりきれいなところで,水道も電気も今のところ大丈夫です。
 この家にベナンに一緒に来た体育教師の方と2人暮らしになります。ただ入ってみてびっくり,工事の後の片付けが何もしていない状態でした。床は砂だらけ,ペンキの缶は置きっぱなし,材木の切れ端などもそのままで,初日の掃除が大変でした。ベナンの人はゴミをゴミ箱に捨てる習慣がほとんどなく,そのあたりに捨てるのが当たり前なので,これも仕方がないのかもしれないと思ってしまった。ただ,道端はゴミだらけで生活排水も垂れ流し状態なので衛生的にはかなり問題があり,これらがいろいろな病気の原因になっているのだと感じました。

b0071421_21382171.jpg それから,家具や生活用品は教育省が用意する約束になっていたのですが,財政上の問題があり家があるだけでもましという状態で,入ったときには何もありませんでした。
 ベッドだけは用意してくれるという話で,18日の金曜日には届けるという話でしたが,しかし,そこはやはりアフリカ。金曜日になってもベッドは運ばれず,床(タイル)の上にござを敷いて寝ていました。結局,届いたのは23日の水曜日でした。
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by ikes12 | 2006-08-31 21:40

語学研修旅行~その4~

b0071421_2059497.jpg ユネスコの世界遺産にも指定されている「ダホメー王宮」に行った。アボメーには昔「ダホメー」という王国があり,奴隷貿易の中心地として西アフリカの中でもかなり力を持っていた国らしい。王宮の中は撮影禁止だったので,入り口だけ撮ってみた。アボメーの土地を象徴するような赤土の建物ばかりだった。王宮という感じは全くなく,中の展示も正直これが世界遺産?というものだった。奴隷15人と引き替えに大砲1つという取り引きだったそうだが,その大砲も雨ざらし状態。財政上の問題もあって整備し切れていない状況であった。
b0071421_2111510.jpg 一応,観光地らしくお土産屋さんがあった。パッチワークのものが多く,その他には木彫りの像や金属で作られた像などもあった。





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 左がそのパッチワーク。何ともひょうきんな図柄だが,こんなようなものが王宮の壁や,展示品の物の中に残っている。






 何はともあれ,無事に3日間を過ごし,コトヌーに帰ることができた。しかし,帰りのタクシーは定員が一杯になるまで出発しなかったので,タクシー乗り場で待つこと1時間半。これもさすがベナンである。
 研修旅行を終えて印象に残っているのは,何よりも人の温かさである。とにかく,家族,兄弟,姉妹,近所の人の仲がとてもいい。お客に対しても“来る者拒まず”で本当に温かい。いろいろな人が子どもの面倒をみて,その子どもがさらに小さな子どもの世話をしている。物質的には満たされていないかもしれないが,肉親でも殺してしまうような事件が起こる日本から見るとこの人の温かさは輝いて見える。この研修旅行は,今の日本人のあり方について考えさせられる良い機会にもなった。
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by ikes12 | 2006-08-06 21:13

語学研修旅行~その3~

b0071421_20544993.jpg 寝る部屋はホームステイ先の家ではなく,近所のポールという男の人の家で寝ることになった。ポールは自分と同じ35歳,家具職人でつい最近左手の指をのこぎりで切ってしまったらしく,今は療養中ということだった。案内された部屋はとてもきれいで寝心地が良さそうと思ったら,何とポールと同じベッドに寝るということだった。しかも,シーツはバービー人形の柄で,この上に35歳の男が2人寝るのは少し抵抗があった。
 ポールの家は水が出なかったので,近くまで水を汲みに行き,バケツ一杯の水で体を洗った。これは良い経験になった。水は大切である。
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by ikes12 | 2006-08-06 20:57

語学研修旅行~その2~

b0071421_20455189.jpg アボメーはとにかく赤土の町(村)で,少し奥に入ると赤土で造られた家もあった。舗装されている国道から一歩中に入るとすべてこんな感じ。こういう道沿いに,結構いろいろなお店がある。



b0071421_20473973.jpg 道を歩いていると,子どもたちは必ず「ヨボ,ヨボ」と声をかけてくる。
 「ヨボ」は現地語で白人という意味で,日本人も白人として考えられている。どの子どもも笑顔であいさつをしてくれる。
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by ikes12 | 2006-08-06 20:53

語学研修旅行~その1~

 語学研修旅行と聞くと何だか楽しそうな感じを受けますが,その言葉とはまったくちがうかなりサバイバルなものです。アボメーは今生活しているコトヌーからタクシーで2時間半ぐらいのところにあるのですが,そこで3泊4日のホームステイをするというものです。教えてもらえるのはホームステイ先の人の名前と電話番号のみで,後は自分で電話をしてタクシーの降りるところを聞き,自力でそこまで行かなければなりません。当然満足にフランス語が話せない自分にとって,電話でのやりとりはかなり苦労しました。
 まず初日,タクシーの2時間半がかなり辛かった。長距離のタクシーといえども後部座席には4人乗るので,体の大きな人(自分も含めて)がいるとかなり苦しい。とはいえ,2時間半乗って1700CFA(340円)なので文句は言えない。無事アボメーにたどり着き,ホームステイ先の人に電話をしたら,タクシーを降りたところまで迎えに来てくれた。
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 上の写真がホームステイ先のファミリー。マダムはベナンの人にしては痩せていて,上品な感じの人だった。子どもが2人いてお姉ちゃんがアンジー,弟がトラビス。後ろにいるのはマダムのお兄さん。あとは,お手伝いの子どもが一人いるのだが,小学校3,4年生ぐらいの幼い子だった。おそらく学校には行かせてもらえず,ずっと家の仕事をしているのだと思う。この姿を見ると悲しくなるものがあるが,こういう状況がベナンの多くの家庭の中にある。
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by ikes12 | 2006-08-06 20:42