ベナンでの協力隊生活


by ikes12
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教員研修 part2

【説明をするMCと保健省の人】
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      * MC:メディサン・シェフといって,日本でいえば保健所の所長
 保健教育に関する教員の研修に参加してきました。WACIPAC(国際寄生虫対策西アフリカセンター)と保健省,教育省が協力して行う国レベルのプロジェクトで,その内容としては,子どもたちに虫下しを飲ませ,保健教育を推進していこうというものでした。やはり,衛生的な面で問題が多いので,カイ虫やギョウ虫,住血吸虫などの寄生虫が体内にいる可能性が高く,健康面にも影響が出てくるようです。もしかすると,今自分の体の中にいる可能性も十分あります。

【研修に参加している教師】
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 今回,この研修が行われたのは,今自分が住んでいるポルトノボから車で1時間ぐらいのところにあるダンボという村でした。ダンボに通じる道は途中から舗装されておらず,広がる風景はまさにアフリカという感じでした。しかし,水や電気は使えるようなので,まだ暮らしやすいところなのかもしれません。このダンボで行うことをテストケースとして,来年から全国展開していきたいと考えているようです。
 研修が行われたのは,市の教育委員会のようなところでしたが,床というか地面は土で,壁はただブロックを積んだだけのもの,屋根はかろうじてあるという感じで,雨が降ればおそらくかなりの雨漏りをすることが予想されます。このような建物が,ベナンでは一般的な教室になっています。なので,雨が降れば授業ができないということが当たり前のように起きます。
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by ikes12 | 2006-11-23 21:51

教員研修に参加しました

 初めて教師の研修に出席しました。新しい教育プログラム(教育課程)についての学習会のようで,県内の教師が各教科30人程度集まって一週間連続で行われました。
 ベナンでは,今まで「ディクテ」と呼ばれる授業方法が当たり前で,その中身は教師が教科書の内容を黒板に書いたり,読んだりしたものを,生徒がひたすらノートに写すというものです。授業には発問もほとんどなく教師の一方的な説明で進み,生徒は考える暇もなくノートに写すというものです。教科書を持っていない生徒が多いのでこのようなかたちになってしまったのかもしれませんが,この授業形態を改善していこうというのが今回の新しい教育プログラムのねらいのようです。

 ただ,この研修の運営というか進行については,かなり驚きの連続でした。
 初日,朝8時開始予定のはずが,案の定教師たちは8時になっても始まらず。教師が集まっていないことにはもう驚かないのですが,何と会場の準備が一切できていないことには驚きました。どの教科がどこの教室を使うのか決まっておらず,会場校の校長や教務主任がその日に話し合っていたようで,会場が決まったのが結局11時。待たされること3時間。さすがにこの時間になると参加する教師たちもだいたい集まっていたようでした。中には時間通りに来ている教師も数人いて,よく不平不満が出てこないなと思ってしまいますが,待っている間教師たちは楽しそうに会話をしていました。これがベナンでは日常茶飯事のようです。

 何とかこれでようやく始まると思ったら,次はこの研修のレジュメが用意されていない。本来なら,この研修の進行役の人が参加者人数分の準備をしてこなければいけないようでしたが,その準備がされていない。レジュメがないと何もできないので,進行役の人が持っているレジュメをコピーすることになったのですが,コピー代は参加者の実費ということに。コピーをするにはコピー屋のようなところに行かなければならず,その場で集金が始まり,コピー屋に行かせたのはその辺を歩いていた生徒。「コピーしてこい」の一言。教師の言うことは絶対のようで,教師はよく生徒に「食べるものを買ってこい」などと言っているようです。

 レジュメが何とかなったと思ったら,その次は今回の研修のねらいである教育プログラム自体がない。日本でいえば学習指導要領や指導書のようなものですが,それが置いてあるのは教育省や教育省の県支部のみで,教師でも購入することができないそうです。自分でほしければ教育省などに行って,そのものを借りて自分でコピーをしなければならないようです。なので,今自分が働いている職場でコピーをして参加者に配布する予定になっていたそうですが,その作業がなされていない。この日の夕方,自分の職場の机の前には,コピー用紙がまだ山積みされている状態でした(当然コピーは終わっていない)。指導書1冊が115ページ前後,参加者は各教科30人前後,しかも使えるコピー機は1台か2台。それを全部コピーして用意するのはやっぱり無茶な話である。(ちなみに,ベナンで印刷機を見かけたことはなく,製本するにもかなりのお金がかかるようです)

【リセ・ビアンゼン】 ここで研修が行われました。
 ※ リセ : フランス語で高校という意味
b0071421_21302095.jpg リセ・ビアンゼンは中学校と高校が一つの敷地内に一緒にある。ベナンでは中高が一緒になっているところが結構多い。この学校は歴史のある学校でフランスによってつくられ,このあたりではそれなりの名門校のようです。



【会議が始まるのを待っている教師】
b0071421_21362347.jpg 始まるめどが立たなくても,先生たちは何の不平も言わずいろんな人と楽しそうに会話をしている。ベナン人にとってはこういう時間が大切なのかもと思ってしまうほど。
 そんなにあわてなくてもいいから,ゆっくりやっていこうという感じです。


【研修会場の実験室】
b0071421_21381963.jpg ここは研修の会場となった理科の実験室。ベナンの中ではかなりいい施設で,実験器具などもかなりそろっているらしい。先輩隊員の理数科教師に聞いたところ,日本の学校よりもいい実験器具はそろっているが,それを使える教師がいないということが問題。

【中庭にある学食?】
b0071421_21401386.jpg 中庭には学食らしきものがあって,サンドイッチや飲み物,揚げ物などが売っている。放課になるとここで何か買って飲食している生徒が多い。しかし,そこで働いている人の中に,中学生ぐらいの年頃の女の子がいた。赤ちゃんを負ぶって働いていて,当然学校には通っていない。どんな気持ちでここで働いているのだろう。
 「すべての子どもに初等教育を」と言ってはいるが,現実はやっぱりかなり厳しい。

【グランド・バレーコート】
b0071421_21443625.jpg サッカーはやっぱり盛んで,至るところでやっているのを見かける。このグランドに置いてあるゴールはかなりしっかりしたものだった。ただ,雑草がかなり生えているのでこれは何とかした方がいい。




b0071421_21425019.jpg グランドの一角にはバレーコートがあった。でも,コンクリートのコート。このコートでバレーをやるのはかなり恐いものがあるが,一度チャレンジしてみたいと思う。
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by ikes12 | 2006-10-26 21:59